No.8 和ごころを識る会
日本の文化を通してみんなでつながろう
「『和』のこころをもって 飛び立とう 世界へ」をテーマに「和ごころを識る会」は2022年3月に立ち上がりました。代表の小竹かつらさんはそれまでも着物の着付けやマナーなどのワークショップ、歌舞伎などの芸術鑑賞イベントなど日本の文化を伝える活動を行っていました。我孫子在住の日本舞踊家との婚姻を機に移住し、豊かな自然や文化など我孫子の魅力を実感し、それらを切り口に人のつながりを作りたいというのが会を立ち上げたきっかけです。
あびこ市民活動ステーションが主催する「シニアほっとカフェ」では、「日本の和をテーマに、つながる人との輪を楽しむ」をコンセプトに、4月から1年間、企画運営を担当しています。
毎月「和」に関するテーマを決め、お茶を飲みながら気軽に楽しく参加できるカフェです。
11月は「絵本サークル大きなかぶの会」秋田桂子さんを講師に招き、絵本の朗読などを行いました。参加者も感情を込めて一緒に朗読するなど、和気あいあいと楽しいひと時を過ごしました。過去には和服の文様について、上品な立ち居振る舞い、貝合わせ、絵手紙、昭和歌謡を歌うなど、幅広い内容を取り上げました。毎回好評で、繰り返し参加する方も多いそうです。
小竹さんは、今後も多世代、外国の方など、我孫子に住む誰もが交流でき、ゆるやかにつながっていける場を増やしていけたらと考えています。
活動を長く続けてこられた秘訣を伺うと「大変なこともあるが、活動を通して普段知り合えない方々と出会い、自分自身の学びや実りにつながっていることが多い。地元で活動しているたくさんの方々にスポットをあて、我孫子の魅力をこれからも発信していきたい」と、熱く語る小竹さん。今後の活動を応援していきたいです。
文:外園若菜
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